【ビジネスメールの基本：応募企業に送るメール】
就職活動をしていると、企業に応募する際にメールを送る場面が多くなります。
このメールを適切に書けることは非常に大切です。
特に、友達に送るようなカジュアルなメールは、ビジネスメールではNGとなることが多いため、以下のポイントを意識して書きましょう。
1. 表示される名前（送信者名）
問題例
• 表示される名前：「太郎」
• 解説：送信者名が名前だけだと、ビジネスの場では少し軽く見えてしまいます。特に正式なビジネスメールでは、フルネームが求められます。
正解例
• 表示される名前：「山田 太郎（やまだ たろう）」
• 解説：フルネームを記載することで、受け取る側にとって信頼感が増します。特に初対面の相手には、フルネームで自己紹介をすることが大切です。
2. 件名（Subject）
問題例
• 件名：「お願い」
• 解説：あまりに簡潔すぎる件名は、何の内容か分からないため、相手が開封する気になれません。ビジネスメールでは、メールの内容が一目でわかるように具体的な件名をつけましょう。
正解例
• 件名：「【応募】〇〇株式会社 営業職の選考について」
• 解説：件名を具体的にすることで、受信者がどの内容のメールかすぐに理解できます。また、「応募」という言葉を使うことで、目的が明確になります。
3. 本文（内容）
問題例
• 本文：
「こんにちは！〇〇株式会社の〇〇に応募したいと思ってます。
履歴書は添付したので、見てください！よろしくお願いします！」
• 解説：
カジュアルすぎて、相手に対して失礼な印象を与えます。
企業の担当者は忙しいため、適切な敬語を使って、丁寧に書くことが重要です。
また、自己紹介や応募理由が不足していると、印象が薄くなってしまいます。
正解例
• 本文：
拝啓、 〇〇株式会社 人事部 ご担当者様
はじめまして。〇〇大学〇〇学部の山田太郎と申します。
貴社が募集されている営業職に応募させていただきたく、メールをお送りいたしました。
添付の履歴書および職務経歴書をご確認いただけますと幸いです。
私が貴社に応募した理由は、〇〇業界に強い関心を持っており、貴社が展開する〇〇の事業に魅力を感じているためです。
もしご不明点があれば、お気軽にご連絡いただければと思います。
お忙しいところ恐れ入りますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。
敬具
山田太郎
電話番号: 090-xxxx-xxxx
メールアドレス: yamada@example.com
添付ファイル: 履歴書、職務経歴書
• 解説：まず、挨拶をきちんと行い、担当者に対して敬意を払っています。
また、自己紹介と応募の目的をしっかりと伝えています。
最後に、締めの挨拶を忘れずに、必要な情報（電話番号、メールアドレスなど）を明記している点もポイントです。
4. 返信のタイミング
問題例
• 返信が遅い、または全く返信しない。
例えば、メールを送ったのに何日も返信がないときに、再度催促のメールを送る際に、「お忙しいところお手数ですが、早急に返信をお願いします」などと強い口調で催促をしてしまうことは、相手に不快感を与える可能性があります。
正解例
• メール送信後、返信がなかった場合は1週間程度待ってから再度、丁寧に確認のメールを送る。
例えば、以下のような内容です。
件名：
「〇〇株式会社 営業職の応募について（再送）」
〇〇株式会社 人事部 ご担当者様
お世話になっております。〇〇大学の山田太郎です。
先日、営業職に応募させていただきましたが、確認のため再度ご連絡させていただきました。
もし、まだ選考結果についてのご連絡がない場合、改めてお手数ですがご確認いただけますと幸いです。
お忙しいところ恐縮ですが、何卒よろしくお願い申し上げます。
山田太郎
• 解説：
再送のメールも、最初のメールと同じように丁寧な表現を使い、相手に対して配慮を見せます。催促をする際も、相手の立場を尊重した言葉を選びましょう。
最後に一言
ビジネスメールは、相手に失礼なく自分の意図を伝えるための大切なツールです。就職活動では、特に第一印象が重要ですので、メールの書き方に気をつけて、良い印象を与えられるように心掛けましょう！
在宅ワークで活動するメールでのコミュニケーションスキル
とくに、リモートで働くフリーランスの場合、最初に届く営業メールなどの書き方で第一印象が決まると言っても過言ではありません。
↓参考URL
ビジネスメール基本
https://mynavi-cr.jp/inexperience/business-mail/
フリーランス メール文例
https://goworkship.com/magazine/freelance-mail-example/